犬たちを見送るためのブログ

ちょっと年老いてきた3匹の記録。

シーズーの老い

こんにちは。かいぬしです。

 

最近、シーズーの老いるスピードが上がったように感じています。(このブログを立ち上げたきっかけのひとつでもある…)

 

もともと下痢をしやすかったり、皮膚・目・耳の病気があったり、ほかの2匹と比べても圧倒的に虚弱体質。

 

完全に目が見えなくなってからも1年くらいは経ちますが、それでも、ここひと月の変化にはちょっと戸惑っているかいぬしです。

 

というのも……

 

おしっこの失敗

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もともと家のなかでは、トイレ以外でおしっこはぜったいにしない子でした。ひどい下痢のときでさえ、夜中に何度もベッドから走ってトイレに駆け込んでたくらいですから。

 

目が見えなくなってからも、場所で覚えているのか、ニオイなのか、粗相などなく、トイレに関しては完璧すぎるほどカンペキだったんです。

 

が、最近はトイレに行こうと立ち上がる⇒迷う⇒我慢できずにジョジョジョジョジョ。

 

という出来事がたびたび。トイレが…というよりも『迷う』が増えちゃった感じですね。

 

まぁ布ものは洗えば済む話ですし、そもそも3匹もいたらほとんどが消耗品ですし、その辺での大変さは感じていません。

 

ただ、連れてってあげていいものなのか??その辺ではちょっと悩みます。まだ『おもらし』ではないし、トイレでしてるうちは、自力で行けるようにしてた方がいいのかもなぁと思いつつ、くるくる迷っているのを見るとつい…。

吠える

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うちのシーズーをひとことで説明するなら、『大人しい犬の極み』です。

 

散歩も苦手だし、おでかけ嫌いだし、1日ほとんど動かないし、誰かに吠えることもありません。

 

ですが、『ひとりになって不安なときの吠え』だけはします。この場合の彼の気持ちは、『みんなどこにいるの?』か、『ふとんつれてって!』が大半。

 

この頻度が、かなり増えてきました。

 

ご飯食べ終わる⇒犬用ベッドにおちつく⇒なぜか吠え始めるという感じで。あとは、先ほど書いたような、迷っちゃった!助けて~!と吠えることも。

 

まずは『迷う』の対策はしてあげた方がいいかな?と考え、ふかふかを見つければ落ち着きやすいので、ベッドや長座布団をフードボウルの近くにおきました。

 

これはなかなか良かったみたいで、ご飯食べ終わってうろうろし始めるとすぐに足でふかふかを感知してくれています。

 

でもその後、落ち着いたのになぜか吠えるのは本当に謎…(笑)

 

とりあえず、毛布をかけたりベッドに連れてったり、撫でてあげると落ち着くのでその都度安心するまで付き合っています。

散歩中のくるくる

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もともと散歩が得意な子ではありません。走ったりすることもないので、何度か連れてったドッグランでも端っこで座ってました(笑)

 

いつもの散歩も、『行かなくていいのに…』と言わんばかりのテンションで、うれしそうなのは家の玄関に戻るときだけ。(玄関前だけはちょっと小走り)

 

昔とちがい、今は散歩は必ずしも絶対でないと聞くことも多く、犬が心地よく過ごせることを最優先しているので、無理に歩かせることはあまりないです。

 

とはいえ、まったく運動しないのもいかがなものかと思っちゃいます。なので、カートなどを使いつつ、歩ける範囲で歩かせているのですが…

 

最近は同じ場所をくるくるくるくる回るように。

 

たしかに目が見えなくなってからまっすぐ歩くことは減っていたけど、それでもこんなにくるくる回ってたかな?と考えると、やっぱりここ最近で急激にくるくるが増えた気がします。

 

どういう散歩が、この子にとっていちばん楽しいものなのか、その点は分かりにくい子なのでムズカシイ。(家が好きということだけは分かる)

いとしさ、さみしさ。

『大人しい犬の極み』ではありますが、それでも引き取ったばかりの頃は遊ぶことも多くありました。

 

廊下で『取ってこーい!』をやったり、こちらに遊びを仕掛けて来たり。

 

そういう遊ぶことも無くなったのは、やっぱり目が見えなくなってからかなぁ。あと甲状腺機能低下症もあるけど。

 

これがもし子犬から一緒にいたとしたら、時の進みはもっと緩やかなものだったんだろうなと思います。引き取ってたった4年でここまでの老いを感じるのは、分かってたことでもやっぱりさみしいです。

 

だって、廊下で遊んでたのも、元気な姿も、本当についこないだのことですから。

 

 どの犬も老いるときは速く感じるものかもしれませんが、一緒に過ごせる若い時間が短いというのはどうにも切ないものです。

 

そして同時に、『いよいよか…』という気持ちも。

 

しあわせいっぱいで3匹を見送ることがかいぬしの目標です。老いをリアルに感じて来た今、この子のペースに合わせて、この子の視線で考え、心地よい暮らしを守ってあげたいと思います。

 

さみしいからと、目を背けないように。